July 24, 2008
July 21, 2008
アーティ・トラウム
2008/7/21 (月)
京都のプー横丁の松岡さんから、「本日早朝にウッドストックからメールがあり、先々月より闘病中だったアーティ・トラウムが亡くなった」とのメールをいただきました。ご冥福をお祈りします。
July 20, 2008
ダンドゥット、トゥアレグ、アリム&ファルガナ
2008/7/20 (日)

夕方、代々木公園の日本とインドネシア市民協力フェスティバルへ。残念ながらお目当てのCDを売っている店はなし。屋台も少な目。
ステージでは女性歌手がプリセットされたリズムにあわせてキーボードを弾きながらダンドゥットをうたって、ワン・ドロップもしくはポンチャック状態。ステージ前の客席はダンドゥット・ディスコの雰囲気。ぼくには曲名がほとんどわからなかったが、「コピ・ダンドゥット」(「コーヒー・ルンバ」のダンドゥット版)をやったのは、久保田麻琴へのトリビュートか。ダンドゥットのときはコブシをまわして気持ちよさそうにうたっていた女性歌手だが、チル・アウト・ナンバーでアリシア・キーズの「フォーリング」をうたったら、急にノリが合わなくなったのがおもしろかった。
ちょっと見分けにくいかもしれませんが、写真中央で帽子をかぶっている男性は腰痛手術の病み上がりにもめげずインドネシア人にまじってダンドゥットを踊りまくる代々木公園フェスティバル・ウォッチャーのTFJさん。このブログの写真はどれも、ウィンドウズの方は、写真をダブルクリックしてから、右クリックして印刷プレヴューを選択すると、ほどよい大きさになります。
2008/7/19 (土)
朝、アルテス・パブリシングの鈴木茂さんの日記で隣町のジャズ・フェスティバルの宣伝でシカラムータが商店街を練り歩くことを知り、買物ついでにママチャリで隣町まで。遅れて着いたので、人通りの多い商店街の練り歩きは終わっていたが、通行人の少ない表通りのパフォーマンスに遭遇。この写真では後ろの商店のsaleに雇われたみたいに見えます。炎天下おつかれさまです。
夜、濱田芳通さんのwabisabilandインタビューにお力添えいただいた北澤恵美子さんを案内して、国境の南の女性DJパーティへ。miss keyさんがかけていたアルテミエフの弾く「惑星ソラリス」のテーマが印象に残る。顔なじみの方々とよもやま話をして夜が更ける。
2008/7/18 (金)

午後、wabisabiland にエッセイを寄稿していただいているラクさんと渋谷でお茶。その後、赤坂の草月ホールでアルジェリアのサハラ砂漠地方から来たトゥアレグ人のコンサート。
異なる地域の人々の寄り合い所帯による演奏は、ショーとしての演出が固まったものではなく、曲のはじまりと終わりも定かでないが、強烈なリズムとワン・フレーズのくりかえし、ときおりまじるユーユーの叫び声で高揚感を招き寄せる。
コーディネーターのアルジェリア人女性の話では、ひょうたんヴァイオリンのイムザットは弾ける人が数人しか残っていないとのことだった。ジャーマニーと呼ばれるスーツケース型の金属製の灯油カンがティンデ(すりばちを転用したドラム)のかわりに使われていたのも、砂漠の伝統の更新・変貌を物語る。エレクトリック・ギターとウードも使っていたが、前者の使用はマリのトゥアレグの影響、ウードの使用は15年ほど前から。
ま、それ以上に生活の変化を感じたのは、メガネをかけている女性メンバーがいたこと。砂漠の民に近眼はいないと思っていたが・・・。
帰りに六本木のイラン人の店に寄って、CDを購入。まとめ買いしたら、缶入りさとうきびジュースをごちそうしてくれた。
2008/7/17 (木)

夜、銀座の王子ホールでアゼルバイジャンのアリム&ファルガナ父娘のコンサート。
オフマイク気味に生声・音を生かしたセッティング。タールとケマンチェが伴奏。素晴らしい歌と演奏。
忘れがたい一夜に。
July 17, 2008
Alim Qasimov
2008/7/16 (水)
午後1:30から銀座のホテル・モントレでアリム・カシモフの取材。家で昼ごはんを食べてからだと間に合わない時間だ。困ったなと思ってホテルの住所を調べたら、近くにおいしいので有名な立ち食い蕎麦の店を発見。じゃ、とりあえず、それですますことにしようと思って行ったら、シャッターが閉まっていて本日休業の肩すかし。えーっ。サラリーマンの多い地域で平日休業なんてありなの。
というわけでなんとなくのらない気分でホテルに行くと、今度は、実は取材は明日という話が降って湧いてきて、うえええーっ。一時はどうなることかと思ったが、無事取材できることになり、アリムさんも機嫌よく取材に応じてくれた。同席した娘さんが写真より美人なのもうれしい(何を取材してるのやら)。
名前については、アーリム・ガスモフというのがぼくの耳で聞いた本人の発音。ただしガはカに近く聞こえなくはない。外国でカシモフと読まれるのは、あきらめているみたいで、それより、ほんとうはおじさんの名前のガスムをもらったんだけど、ロシア人が勝手にロシア風に最後にovをつけたのでガスモフとなっていると、そっちのほうが不本意そうな口ぶりだった。
ちなみに通訳がトルコの人でしたが、トルコの人気クラシック・ピアニスト、ファジル・サイは、実際はファズル・サイだそうです。トルコ語のウーが英語のIの大文字と同じ形をしているので誤読がまかりとおってしまうんですね。
カシモフ父娘の17日の公演はソールド・アウトだそうです。
夜、赤坂の草月ホールで、ブラジルのアマゾンから来たカラジャ族の芸能のライヴ。シンプルなことかぎりない音楽と踊りだが、見ているとだんだんくせになってきて、自分も成人儀礼に参加しているような気分に。
July 15, 2008
JAL機内放送、高橋孝
2008/7/14 (月)
午後、東銀座の音響ハウスで、JALの機内放送の録音に立ち会う。機内放送で9月にワールド・ミュージックの番組が流れることになり、その構成を担当。丸山京子さんにナレーションを担当していただいた。
録音終了後、天辰保文さんと合流して、午後の暑熱を道路に面したテラスで冷えたビールでさましながら、仕事のうちあわせ。その後、お好み焼き屋さんへ。

夜、代官山のライブハウス「晴れたら空に・・・」で高橋孝(たかはし・こう)のライヴ。この人は日本民謡歌唱コンクールや津軽三味線演奏コンクールなどでの優勝歴の持主で、民謡畑ですでに活躍している人だが(テレビドラマ「地獄の沙汰もヨメ次第」に津軽三味線の先生役で出演していた)、小椋佳作のミュージカルへの出演を機に、小椋佳の作品でデビューした。きれいな声のコブシが気持ちいい。
July 12, 2008
July 11, 2008
MUSIC JUNCTION、シンク・オブ・ワン、バルカン・ビート・ボックス
2008/7/10 (木)
代々木上原のけやきホールで、ぼくがコーディネイト役のJASRACの音楽講座MUSIC JUNCTION。今期の一回目は講師に中原仁さんをお招きしてブラジリアン・ミュージックの現在をテーマに語っていただいた。最新の音楽の紹介を通してブラジルの音楽地図が浮かび上がってくるような素敵なお話。
中原さん撮影のモノ・ブロコのイパネマ海岸のカジュアルなサンバ・パレードの様子は、カーニヴァルの派手な演出とはちがったおもしろさがあった。「これはカーニヴァルの日ではなく、普通の休日の映像」という中原さんの説明に、満員のお客さんが「ええーっ」とどよめく。それくらい盛り上がってます。リオの若者たち。

休憩をはさんで、いつもだったら、後半はすぐライヴに突入するのだが、今回は中原さん、演奏してくれるSaigenjiさん、それにぼくも加わって、15分ほどお話タイム。そこではSaigenjiさんに実際に特徴的なギタリストのスタイルを弾き分けていただいて、目からうろこの体験。そしてそのまま白熱のライヴへと。
Saigenjiさんはブラジル音楽に精通している人で、今日はブラジルの曲のカヴァーが中心だったが、最後の2曲は日本語のオリジナル。ブラジル音楽から学んだものを吸収しつつ、まねに終わらない、リズム感のいい明快なポップな感覚の音楽に、ほんとうに新しい世代のアーティストが登場してきたことを実感した。(アルバム・ジャケットはSaigenjiの最新アルバム『メディシン・フォー・ユア・ソウル』)
みなさま、どうもありがとうございました。
次回は、10月16日(木)、テーマは『アラブ古典音楽の魅力』 です。お話は松田嘉子さん、演奏は松田さんがウードを弾いているル・クラブ・バシュラフのみなさんです。入場無料です。申し込みはお早めにどうぞ。
2008/7/9 (水)

渋谷DUOでシンク・オブ・ワンのライヴ。モロッコの女性シンガー2名を中心にすえた構成が、前回見たブラジル北東部のミュージシャンとの共演より強力で、最後まで飽きなかった。
2008/7/8 (火)

夜、渋谷DUOでバルカン・ビート・ボックスのライヴ。打楽器やサックスを吹きながら客席後方からの入場で一気に雰囲気を盛り上げ、そのまま怒涛のライヴへ。ニューヨークのユダヤ系のグループなので、バルカンとはあまり直接の地縁がないのだが(音楽にバルカンの要素は取り入れている)、情熱のこもったライヴに好感が持てた。
途中で会場を後にしてAXまで歩き、裏方としてお手伝いしているNHK国際放送の『J-MELO』Live to the World Flight のライヴへ。
July 07, 2008
パンチョ・アマート、ジスモンチ
2008/7/6 (日)
外出の続いた一週間だったので、遅れを取り戻すべく、一日中、黙々と仕事。
2008/7/5 (土)
某所で神式の葬儀に参列。笙、篳篥、笛の生演奏つきのゆったりとした儀式を初体験。
2008/7/3 (木)

©photo by uga
夜、紀尾井町の紀尾井ホールでエグベルト・ジスモンチ・オーケストラ・コンサート。毎回思うのは、手数の驚くほど多いギタリストだということ(写真ではピアノを弾いているが)。オケは沼尻竜典指揮の東京フィルハーモニー交響楽団。
2008/7/2 (水)

午後、芝のパークホテルでパンチョ・アマートの取材。学校でキューバ音楽をいろいろ学んだ学究肌的なところもある人なので、音楽についての説明が具体的でとてもわかりやすかったのがありがたい。目の前でトレスを弾いてくれるのを眺めながら、やはりきちんとリズムを覚えなければと反省。ジャケットは最新作の『キューバの歌ソン』
その後、六本木のミッドタウンで友人たちと待ち合わせ、ソニー・ミュージック・ダイレクトを定年退職した野中則雄さんのパーティが行なわれているBAR TUNEへ。なつかしい顔の人たち多数とお会いする。
2008/7/1 (火)

夜、有楽町のよみうりホールでキューバのトレス奏者パンチョ・アマートのコンサート。客席には、中・高年齢者の姿が多く、サルサのコンサートに集まる人たちとはまたちがう客層のように見受けられた。
June 28, 2008
片山杜秀『音盤博物誌』
2008/6/27 (金)
数日前、菊地成孔のマイルス・テイヴィス研究本を編集した田口寛之さんから、増刷したというメールをいただいた。定価4700円の本としては快挙である。以前この日記で書いた片山杜秀の『音盤考現学』も増刷を続けているようだし、ピータ・バラカンの『魂(ソウル)のゆくえ』もよく売れている。
いずれもディスク・ガイドだが(ピーターの本はそれだけではないが)、共通しているのは、カタログ的に並べた本ではなく、そのアルバムが存在している背景がきちんと説明されていたり、あるいは想像をふくらませて書かれた本であること。こういう本が好評ということは、音楽をアット・ランダムにではなく、ある程度まで系統だてて聞きたい人が存在しているということだろう。
バブルの末期には、DJ感覚で歴史や系統にかかわりなく音楽と出会うことの楽しさを味わった人が多かったようだが、その風潮が去ってみると、音楽に物語を求める人が目立つようになったということか。ぼくはもともとそっちの志向が強く、日本語で読める基礎的な資料が増えるのはありがたいかぎり。書かれている物語をうのみにするのではなく、ものさしのひとつとして参考にすることで、ずいぶん重宝させてもらっている。ま、『音盤考現学』の続編『音盤博物誌』を読んで日本の現代音楽のCDなど買いこんでしまったので、聞く暇をどうやってみつけようかと頭を抱えているのだが。

June 27, 2008
エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ
2008/6/26 (木)

夜、水道橋のJCBホールでエミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラのコンサート。
『アンダーグラウンド』『黒猫白猫』などの素晴らしい映画の監督として尊敬するエミール・クストリッツァだが、ノー・スモーキング・オーケストラのCDは演出過多のような気がして、正直、これといって期待せずに出かけた。2千人規模のホールにお客さんがどれくらい入るのだろうかと、不安もあった。
ところが行ってみると、会場はソールド・アウト。開演前からお客さんが大声をあげたりして盛り上がっている。で、バンドが登場したとたん総立ちになった。
リズム・セクションが手堅くリズム・キープに徹しているところに、ヴァイオリン、サックス、アコーディオンのロマ風の親しみやすいリフが随所にアクセント的に入ってくる。「スモーク・オ・ザ・ウォーター」のフレーズを挿入したりするところは、おやじロック世代のこなれたバンドという感じ。
途中から短パンになった小太りの歌手は、自らをベイビー・ベッカムと称し、ミック・ジャガーばりに舞台や客席をかけめぐり、客をあおり、ステージに上げて踊らせ、言葉のハンデを解消。バンドの曲弾きやオヤジくささ満開の振り付けなどもまじえ、最後までだれることなく突っ走った。ダサイ振りでしっかり笑わせるあたりの演劇的なセンスもヨーロッパの辺境の芸能の深奥を覗き見るようというか、さすがカンヌ・パルムドールの監督のバンドだけあるというか・・・。ムーンライダースが照れやシャイさを取っ払ってエンタテインメントに徹すれば、こんなふうになるかもしれないと思った。
とにかく久しぶりに驚き連続のコンサートだった。
June 25, 2008
エヴァ・マルシャル
2008/6/24 (火)

仙川のキック・バック・カフェで「音楽の祭日」のエヴァ・マルシャルのライヴ。こんなところにこんなお店が・・・と思うくらいけっこう大きな明るいライヴ・ハウス。健康食品レストランとしてのお客さんや、キリスト教関係者で成り立っているのでしょうか。オーナーがゴスペル・シンガーの牧師さんとサイトに書いてありました。ちなみにビールを飲もうと思ったら、ノン・アルコールの店でした。
エヴァ・マルシャルはyuotubeで下見したときはエレクトロニックな音をバックに消え入りそうな声でうたっていたので、エミリー・シモンのようなテクノお姉さんかと思っていたが、今夜はピアノとトランペットをしたがえて、どちらかといえば伝統的なフレンチ・ポップ。エレクトロニックなサウンドは少しだけ。無料でこんなライヴが見られるのだからありがたいかぎりだが、仕事があるので休憩時間にCDを買って帰る。アルバムはエレクトロニックなサウンドとウィスパー・ヴォイスでした。タワーやHMVのフレンチ・コーナーにそのうち並びそうな感じです。これは3年前のアルバム。上記のリンクでは滞在記が日本語で読めます。

June 21, 2008
CDはどこへ行く
2008/6/20 (金)
午後、渋谷東急インの喫茶店で、先日のカリフォルニア・ナイトで十数年ぶりにお会いした藤沢葦夫さん、藤沢さんと音楽サイトの新しいプロジェクトを企画されている紺野光春さんの話をうかがう。プロのプレゼンテーションとはこういうものなのかと感嘆しながら、ノート・パソコンの画面を眺める。しばし楽しく音楽のよもやま話をした後、エル・スール・レコードへ。
原田店主から『ミュージック・マガジン』7月号の「CDはどこへ行く」という特集を見せられたせいか、「一体どなたが買ってくれるのだろうか?って、クエスチョン・マークだらけですが・・・」という紹介文句のついている50-70年代のブラジルのセルタネージャのボックス・セットを買ってしまう。特集タイトルに答えて言えば、CD、わが家ではどこへも行かず、場所ふさぎになっています(笑)。
June 14, 2008
バングラデシュ・フェスティバル
2008/6/14 (土)
午後、仕事の気分転換に代々木公園のバングラデシュ・フェスティバルへ。規模も人出も小さくて、ステージ前のベンチは最前列に坐れました。飲食コーナーの席もすわれるくらい。人出の少なさは、告知が遅かったこともあるのでは。
Agunさんはサイトで書いた女性アイドルじゃなくて、ギターを弾きながらうたうお兄さんでした。ラロンの歌もうたってました。ウットロン・カルチャー・グループは日本在住の人たちのグループですが、日本語がりゅうちょう。歌もくろうと顔負けで、けっこう楽しめました。楽器編成はハルモニウム、タブラ、ドーラク、バンスリなど。ステージ進行はのんびりしてましたが、それもまた気分かと。
CDやDVDのお店は秋葉原のお店とはるばる屋さんが出てました。DVDは秋葉原のお店が、CDははるばる屋さんが充実してました。はるばる屋さんの店舗での価格は知りませんが、秋葉原のガード下のお店はふだんと同じ価格で売ってました。明日も15日も続いて開催されます。
June 10, 2008
カリフォルニア・ナイト vol.11
2008/6/9 (月)
カリフォルニア・ナイト終了いたしました。あいにくの天気でしたが、はじめてお会いした方から十年以上会ってなかった方までお話できて、楽しいひとときを過ごさせていただきました。お集まりいただいたみなさん、スタッフのみなさん、お店のみなさん、どうもありがとうございました。ロックの日ならぬ老苦の日とスタッフの特製ポスターには書かれていましたが・・・。






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