マイケル・ドレーニ『ジャンゴ・ラインハルトの伝説』
2009/5/15 (金)

マイケル・ドレーニの『ジャンゴ・ラインハルトの伝説』(小山景子訳、シンコー・ミュージック)を読了。
1930年代のパリでステファン・グラッペリらと共にマヌーシュ・スウィング(スウィング・マヌーシュ、ジプシー・スウィング)と呼ばれる音楽を作り出したギタリストの評伝。これまでに公刊された多数の文献や著者の取材をもとに、ていねいに書かれている。
20年代のパリのピガール界隈で栄えたロシアン・キャバレー(亡命ロシア人たちやパリのスノッブが足を運んだ)についてはぼくは伊東信宏の『中東欧音楽の回路 ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』(岩波書店)ではじめて知ったのだが、ジャンゴがそうした場所でも仕事をしていたという話(彼が働いたバンドの音楽はCD化されている、ただし彼の演奏は入っていない)、その前のアメリカのジャズとの遭遇の話、40年代以降の彼の音楽の変化などについて、興味深い話が多数。
彼の音楽の好きな人に広くおすすめしたい本だ。
なお、訳者は人名表記をどうするかいろいろ考えられたようだが、日本で定着していて、アメリカ人もシドニー・ベシェと読んでいる人をシドニー・ベチェットとしたり・・・いくつか気になるところもあった。


Comments
はじめまして。
ローリングストーン日本版の高橋と申します。
連絡先が全く分かりませんでしたので、不適切かと思いますがこちらからアクセスさせて頂きます。至急ご連絡を取らせて頂きたいので、私のメールアドレスにご連絡頂けますでしょうか?よろしくお願い申し上げます。
Posted by: 高橋 | May 18, 2009 at 08:20 PM