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June 01, 2009

アラン・トゥーサン、岩田由記夫『ぼくが出会った素晴らしきミュージシャンたち』

2009/5/29 (金)

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 夜、六本木のビルボード・ライヴでニューオーリンズから来たアラン・トゥーサンのライヴ。サックス、ギター、ベース、ドラム奏者をしたがえての演奏で、サックスの人はクラリネットに持ちかえ、ドクター・ジョンみたいなダミ声で歌もうたう(「パーボン・ストリート」をうたった)。
 アラン・トゥーサンは最新作のジャズ・スタンダートと自身が関わってきたニューオーリンズR&Bを半々で。スタンダードはカジュアルに見えて洗練された大人の味わい。「フォーチュン・テラー」「マザー・イン・ロウ」などのヒット作メドレーもよかったが、ニューオーリンズからはみ出した「サザン・ナイツ」のようなポップな味わいも格別だった。ポインター・シスターズがとりあげた「イエス・ウイ・キャン・キャン」をうたったのは、オバマ大統領を意識してのことだろう。おちゃめな人だ。

2009/5/27 (水)

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 岩田由記夫さんから送っていただいた『ぼくが出会った素晴らしきミュージシャンたち』(ウェイツ)を読了。
 岩田さんはぼくと同業者だが、オーディオに詳しく、プロデュース、DJとしても活躍されている。この本は仕事で、あるいは個人的につきあいのある日本のミュージシャンについて論じた本。ユーミン、細野晴臣、大滝詠一、中島みゆきといった人たちから、西岡たかし、鈴木雅之、中森明菜といった人たちまで15名がとりあげられている。
 ぼくは個人的なつきあいのあるミュージシャンがほとんどいないので、本を書くにしても音楽のことを書くしかないのだが、岩田さんはミュージシャンとほどよい距離を持ちながら仕事を続けてきたので、ミュージシャンの考え方や人柄に直接ふれる機会が多く、交友録的な部分も文章に反映されている。特定のアーティストの評伝的なものはともかく、70年代以降の日本の歌手やミュージシャンについてこれまで書かれたものには、こういう視点の本はなかったように思う。
 「アーティスト」ではなく「ミュージシャン」という言葉を使うあたりに、現在の音楽シーンに危惧を感じている岩田さんらしさがにじみ出ている。
 

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