« 『ERIS』『トゥーマスト ギターとカラシニコフの狭間で』 | Main | マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル、山下洋輔、坂東玉三郎、トクマルシューゴ他 »

October 10, 2012

『ウッドストックへの道』 『ぼくたちは見た』 『市民?それともよそ者?』

2012/10/8 (月)

41jrj9ibv5l_aa115_1

2012/10/9(火)

 マイケル・ラング著『ウッドストックへの道』(室矢憲治訳、小学館)を読了。1969年のウッドストックの主催者が、フェスティヴァルのすべてを振り返った本。ホリー・ジョージ・ウォーレンとの共著となっているので、語りをまとめたのだろう。マイケル・ラングの回想だけでなく、関係者多数の発言も集められている。
 ウッドストックに対して、ぼくは素晴らしいと思いながらも、釈然としない気持ちもないではなかった。しかしこの本の読後感は実にさわやかだ。次々に湧いてくる困難な問題を解決するためにフェスティヴァルに向けて関係者が努力を続ける様子が生き生きと描かれている。
 記述を出演者中心でなく、フェスティヴァルを支えたスタッフを中心にすえたのもよかった。若者と敵対するだけと思われていた警察の中にいわゆる「保守的」ではない人たちがけっこういて、会場警備に関わった話など、当時は知らなかった事実がたくさんあり、このイベントが持つにいたった性格が明快に理解できる。
 映画やレコード/CDでウッドストックに興味を持った人なら、副読本としてとてもおもしろく読めることはまちがいないだろう。


2012/10/8(月)

 表参道の青山学院アスタジオでUNHCRの難民映画祭で古居みずえ監督の『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』と、ジョン・カリナ監督の『市民?それともよそ者?』を見る。
 前者はイスラエルの爆撃で悲惨な目にあった一族の子供たちがその体験を語るもの。子供たちの淡々とした語り口と廃墟の映像に説得力がある。後者は戦乱のソマリアから欧米各地に離散した人たちのレポート。新しい環境での移民の現状、ここ数年移民受け入れ政策が軒並み厳しくなっていることなどを手際よくまとめてあり、教わることが多かった。

|

« 『ERIS』『トゥーマスト ギターとカラシニコフの狭間で』 | Main | マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル、山下洋輔、坂東玉三郎、トクマルシューゴ他 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 『ERIS』『トゥーマスト ギターとカラシニコフの狭間で』 | Main | マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル、山下洋輔、坂東玉三郎、トクマルシューゴ他 »