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January 29, 2013

風邪でご迷惑をおかけしました。告井延隆『The Beatles 10』

2013/1/29(火)

 先週火曜日から週末まで風邪で寝こんだ。ノドが腫れ、ぼくにしては珍しく39度近い高熱が出で、力が入らない。眠って汗をかいても熱が下がらない。医者に行って検査してもらったが、インフルエンザではなかった。
 2時間待って、身長・体重・血圧を測定され、簡単な問診を受け、聴診器を胸と背中に当てられただけで、病名を告げられることもなく、4種類の薬を処方された(うちひとつは、ぼくが漢方を希望したので、葛根湯だった)。
 2日間弱薬を飲んだ。飲むたびに一時的に熱は下がったが、薬効が切れると元に戻った。熱が乱高下して、胃が荒れた。そこで薬を止めて、たらふく飲み食いして汗をかくことにした。ホメオパシーのレメディもとってみた。後半の3日間は、揺り戻しはあったが、38度台、37度台、36度台と少しずつ熱が下がって、落ち着いた。その方法がよかったのかもしれないし、風邪が峠を越したから、自然に治ったのかもしれない。
 結論。風邪で少しぐらい熱が出ても、飲み食いして眠っているほうが自分には向いているのかもしれない。ただし、薬の効果か、いつもの風邪のときほどノドの腫れはひどくならなかった。

 昨日から仕事を再開しています。先週、予定のキャンセルに応じてくださったみなさん、ありがとうございました。ご迷惑をおかけしたみなさま、申し訳ありませんでした。


2013/1/21(月)

 午後、朝日新聞のfor your collectionの会議の後、東銀座の樹の花で、ピンポイントの磯田秀人さんと打ち合わせ。昔は、特に用がなくても、毎日のように喫茶店でこうして人と会っていた。しかしファックス、宅配便、ネット……と便利なものができるたびに、その機会は少なくなっていった。
 磯田さんはCBS・ソニーレコード時代は、シカゴやサイモン&ガーファンクルやサンタナを担当していた。サンタナのライヴ盤の横尾忠則による30数面の豪華ジャケットなど語り草となった作品が多かった。サイモン&ガーファンクルのアルバムをぜんぶ出し直したときは、そのまま単行本にできそうな詳細なパンフレットを自分で書いて、資料として配っていた。
 紅顔の美青年だった彼もいまやすっかり茶人か俳諧師のような風貌。しかし最近力を入れているサージェント・ツゲイズ・オンリー・ワン・クラブ・バンド(告井延隆)の『THE BEATLES 10』について語るときの表情は、昔のままだった。
 このアルバムは、センチメンタル・シティ・ロマンスのリーダーでもある告井さんが、アコースティック・ギター1本で、ビートルズの名曲を淡々と弾いているもの。録音より編集が幅をきかせる昨今にあって、演奏のダビングなし、音響加工控え目なこんなアルバムは珍しい(「ブラックバード」の鳥の声はダビングだろうが)。
 ビートルズのバンド・サウンドと歌は、ギター一本で表現しようとすると、とても難しい。メロディを正確に弾いても、あのなんともいえない雰囲気が出ないからだ。しかし告井さんの演奏にはリズムとメロディの一体化したグルーヴがあって、繊細な演奏で見事に原曲を連想させる。聞いていて、大滝詠一が「空飛ぶくじら」を作ったときも、きっとこんな角度からビートルズの影響を消化したんだろうなと思ったりもした。秀逸なカヴァー・アルバムだ。

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