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May 20, 2013

バラケ・シソコ、『25年目の弦楽四重奏』、トルコ軍楽隊、サブリナ・ヘルシュ、コシミハル、ピエール・バルー、『天文館物語』

2013/5/19(日)

 午後、ヨコハマ創造都市センターの1階でマリのバラケ・シソコのコンサート。ひょうたんハープ、コラの美しい響きをたんのうする。ネックは代々受け継いできた90年もののローズウッド。共鳴胴のひょうたんに張る皮を手に入れるには、生きている牛を買って、肉を知り合いに分けるという話をしていた。


2013/5/17(金)

 午後、飯田橋の角川映画の試写室でヤーロン・ジルバーマン監督のアメリカ映画『25年目の弦楽四重奏』を見る。病気を宣告されたリーダーが引退を決意し、かわりのメンバーを提案した後、25年間活動を共にしてきた弦楽四重奏団のメンバーの間に亀裂が走りはじめる。それからリーダーの最後のコンサートまでの人間模様が小気味よいテンポで描かれる。演奏されるのはベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番。深まりすぎないわかりやすさがアメリカ映画らしい。
 夜、恵比寿のアートカフェ・フレンズで大島花子+笹子重治のライヴ。端正なおしゃべりと歌声で、父坂本九の歌からオリジナルまで、幅広いレパートリーを披露。途中、母の柏木由紀子と妹の舞坂ゆき子が参加して、客に手話を教えながら「上を向いて歩こう」をうたった一幕も。さだまさしや南こうせつがうたいそうな父の自作曲「親父」をギター伴奏だけでさらっと聞かせたのが印象的だった(坂本九のヴァージョンはストリングスが入ったポップなアレンジ)。


2013/5/15(水)

 夜、早稲田の大隈講堂でトルコの軍楽隊のコンサート。濱崎友絵さんの解説の後、軍楽隊は赤や緑の派手な衣装で演奏しながら、客席を練り歩いて入場。ズルナ2人、太鼓3~4名、シンバルなど、ごく少ない楽器編成なのに、けたたましい音が鳴る。テレビドラマ『阿修羅のごとく』に使われて知られるようになった「ジェッディン・デデン」(祖先も祖父も)まで10曲ほどを演奏し、「ウスクダラ」を演奏しながらやはり客席を通って退場していった。その後、早稲田大学応援団のブラス・バンドと2曲を共演。応援団のメンバーには女性のほうが多い。
 オスマン・トルコの軍隊に侵略されたヨーロッパの人々にとって、この軍楽隊の演奏はさぞかしいやな音だったことだろう。ぼくがいいなあと思っていた「ジェッディン・デデン」も、歌詞はえらく好戦的で、まいったなあという感じ。しかし戦争から百年も経過すると、ヨーロッパではトルコ風の音楽がもてはやされたというから、感覚は状況の影響を受けやすいということか。トルコの音楽の影響例としてモーツァルトの「トルコ行進曲」はよく知られているが、ベートーヴェンの「第九」の合唱にもその影響があると表示されていたのには驚いた。あの大仰さがそうなのか、細部に具体的な影響があるのか。いずれにせよ、自分の音楽の聞き方が時代の制約を受けていることを忘れてはならないことをあらためて教わった気がする。

2013/5/12(日)
 
 夜、吉祥寺のcopo do diaでサブリナ・ヘルシュのライヴ。小ぢんまりとしたカフェ・レストランはおなじみらしいお客さんでいっぱい。日本人のギター奏者、サックス奏者、パンデイロ奏者がサポートして、ブラジルのスタンダードや日本語の歌を聞かせた。明るい声とリズムが気持ちいい。「小船」の日本語ヴァージョンが素敵。


2013/5/10(金)

 午後、渋谷東急インで大野宏さんと歓談。新聞記者時代にお世話になった大野さんは、友人のコシミハルさんの新作『Madare Crooner』のプロモーションをボランティアで手伝っているとのことで、CDRをいただいた。アメリカの古いスタンダード「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス」やフランスのシャンソン「聞かせてよ、愛の言葉」やオリジナル曲を楽器の音にこだわった演奏でうたっている。ひそやかでていねいな歌声。演奏者はフェビアン・レザ・パネ(ピアノ)、渡辺等(ベース)、エリック・ミヤシロ(トランペット)、今堀恒夫(ギター)ほか。
 夜、渋谷サラヴァ東京でピエール・バルーのライヴ。彼のライヴはいつも客間でのんびりくつろいだ感じで進むことが多く、よく言えば自由、ともすれば散漫になりがちだが、この夜は通訳の敦子夫人が脱線するピエールを引き戻し、ほどよいテンポでく進んだ。立ち姿も一時期より元気だった。後半では小野リサとブラジル人ギタリストもゲスト参加。演奏は鶴来正基(ピアノ)、吉野弘(ベース)、ヤヒロトモヒロ(打楽器)。


2013/5/5(日)

 枕崎のかつお祭りで、鹿児島市からやってきた宮園夫妻、清水さん、勝久さん、地元の的場夫妻と落ち合って、かつおをふんだんに使った船人めしをいただき、お祭りを見物した後、海岸や平和祈念展望台を散策。
 清水さんが文章を書き、一昨日会った浜地克徳さんが絵を描いた『大人のための絵本 天文館物語』は、鹿児島の繁華街を飲み歩いた本。街の物語はこんなふうにして伝えられ、つけ加えられていく。


2013/5/3(金)
 
 午後、姶良市蒲生の茶廊Zenzaiで店主の浜地克徳さんに会う。大阪出身の浜地さんは農業をやりたくて勤めをやめて鹿児島に移り住み、いまは蒲生で絵を描いたり教えたりしながら。NPO法人Lab蒲生郷(カモコレ)の理事もつとめ、移住者の視点で蒲生をおもしろくしようとしている。
 

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