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June 16, 2013

えぐさゆうこ江草啓太、荻野やすよし、南蛮ムジカ

2013/6/13(木)

 10日に藤登紀子のTokiko's Barのライヴでピアノを弾いていた江草啓太さんに招かれて、夜、下北沢のシードシップのえぐさゆうこ江草啓太の「シマの室内楽」のライヴへ。はじめて行った会場は、下北沢の南口繁華街のはずれのあたりのビルの3階にある小ぶりのイベント・スペース。
 屋久島にゆかりのある愛媛出身のえぐさゆうこが屋久島や奄美の歌などをうたい、ときに三味線も弾き、江草啓太がピアノで彩りをつけ、曲によって奄美の竪琴を弾く。ゲストで向島ゆり子(ヴァイオリン)と橋本歩(チェロ)が参加。島唄をうたっても伝統的ではない歌声に洋楽器の伴奏をつけることで、三味線だけの島唄とは異なる味わいが。屋久島の子守唄「まつばんだ」が印象的。


2013/6/12(水)

 夜、祖師谷大蔵のカフェ・ムリウイでギタリスト荻野やすよしのライヴ。ガット・ギターとエレクトロ・アコースティックを使いわけて、繊細なギターを弾く人。彼のグループ「音・人・旅」のメンバーのうち谷殿明良(トランペット)と平山織絵(チェロ)が参加。かなり即興もあるようだが、曲も演奏も穏やかなものが多いせいか、ジャズと映画音楽の中間のような感じ。奈良の燈花会をモチーフにした曲やアフリカのマリの楽器コラのフレーズに刺激された曲などもやった。3人では物足りないと思う瞬間があったり、3年前のアルバム『Tinga Tinga Japonisme』ではなめらかなフュージョンに聞こえた「かごめかごめ」が音数を少なくしたことでかえって新鮮に聞こえたり。音楽は生き物だ。


2013/6/8(土)

 夜、本郷の求道会館で『南蛮ムジカのオルフェオ』のコンサート。求道会館は古い洋館の雰囲気を残して建て替えた真宗大谷派の説教のための施設だが、二階建ての劇場のような作りなので、ときどきコンサートにも使われている。
 出演は辻康介(歌)、根本卓也(チェンバロ)、佐藤亜紀子(リュート、バロック・ギター)。ゲストで安田登(能楽師・ワキ)、槻宅聡(能楽師・笛)。合唱指導で南方隼紀。冥界に妻を取り戻しに行くオルフェの物語と、亡霊話の多い能の語りを組み合わせる発想がおもしろい。狂言回し的な語りの説明をおさえて、舞を増やすなど、今後さまざまな工夫が考えられる組み合わせだと思う。歌はイタリア古楽曲。

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