日比谷・ロックフェスティバルのこと
2021年9月7日(火)
先日の『ERIS』33号で松本隆にインタビューして、それを補足する記事を書いたが、そのまたさらに補足を。
ディスクガレージから、作詞活動50周年を迎えた松本隆のコンサート「風街オデッセイ2021」が11月5日(金)6日(土)日本武道館で開催される、という告知が送られてきた。
「第一夜」(11月5日)の出演者は、はっぴいえんど、アグネス・チャン、イモ欽トリオ、大橋純子、亀田誠治、川崎鷹也、斉藤由貴、C-C-B、鈴木瑛美子、鈴木慶一、鈴木 茂、曽我部恵一、林 立夫、早見 優、細野晴臣、松本 隆、武藤彩未、森口博子、安田成美、山下久美子、横山 剣らを予定。予定演奏曲目は「Woman“Wの悲劇”より」「風の谷のナウシカ」「君は天然色」「赤道小町ドキッ」「卒業」「ハイスクールララバイ」「ルビーの指環」など。
「第二夜」(11月6日)の出演者は、はっぴいえんど、安部恭弘、伊藤銀次、稲垣潤一、EPO、クミコ、小坂 忠、さかいゆう、杉 真理、鈴木慶一、鈴木 茂、冨田ラボ・冨田恵一、中川翔子、中島 愛、畠山美由紀、林 立夫、藤井 隆、星屑スキャット、細野晴臣、堀込泰行、松本 隆、南 佳孝、吉田美奈子らが出演。予定演奏曲目は「A面で恋をして」「ガラスの林檎」「しらけちまうぜ」「砂の女」「スローなブギにしてくれ(I want you)」「バチェラー・ガール」「ミッドナイト・トレイン」など。
もうひとつ、渡部洋二郎さんのfacebookの2021年8月15日の書きこみに重要な事実が記されていた。それは1971年4月に行なわれた「Rock Festival in Hibiya日比谷・ロックフェスティバル」のことだ。このフェスティバルのことは『日本ロック大百科・年表篇』にも記載されていない。日本のロックの歴史に関心のある人は、ぜひチェックを。渡部さん貴重な情報をありがとう。
なお、その中で、渡部さんは次のように書いている。
以下引用
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僕にとって嬉しかったのは、たとえ僕が渡辺プロ宣伝部に配属されたと言っても、演歌やドラマ班でなく、僕の好きなロックを担当出来たこと、新入社員の僕の憧れの上司、中井國二さんの子分になれたことだった。
このイベントに関して書かれているものは少ない。多くの評論家やレコード会社の方々は、このイベントを知らない。ロックの歴史の証言者がいない。このイベントの入場券には、「主催 ロックセクション」と記載されている。
イベンターだった方は、そんな「ロックセクション」なんて言う主催イベンターがいたと、覚えているのだろうか?
僕が想像するに、渡辺プロで好きなことだけやってた我が上司の中井國二さんが、中心に、こういうイベントを、仕切っていたと思う。